たるみ毛穴が目立つ原因とは?
毛穴対策とメイクでカバーする方法
年齢を重ねることで目立ってくるたるみ毛穴。ファンデーションでたるみ毛穴を隠そうとすると、かえって目立ってしまうことも。たるみ毛穴が目立ちにくい肌になるには、正しいスキンケアや良い食生活を意識することが大切です。また、ポイントを押さえてメイクをすることで、たるみ毛穴を自然とカバーすることも可能。そこで今回は、たるみ毛穴が目立つ原因と、おすすめの毛穴対策・メイクのコツを紹介します。
たるみ毛穴の特徴とは?
たるみ毛穴とは、丸かった毛穴が肌のたるみによって下に伸びて、楕円やしずくのような形になっている毛穴のことを指します。たるみ毛穴は、主に頬や小鼻の横にできやすいです。 たるみ毛穴が進むと、毛穴同士がつながって帯状の毛穴になることも。帯状毛穴は、しわのように見えるため、老けて見える原因にもなります。 たるみ毛穴は30代頃から目立ちやすくなります。ですが、スキンケアや食事次第で、たるみ毛穴が目立ちにくい肌に近づくことが可能です。
たるみ毛穴の原因とは?
1:加齢による肌のハリ不足
たるみ毛穴は、名前の通り肌のたるみが起こることで目立ちやすくなります。 肌のハリを保つには、皮膚の真皮に存在しているコラーゲンやエラスチンの働きが必要不可欠です。しかし、年齢を重ねることで、コラーゲンやエラスチンを作る細胞の働きが弱くなります。その結果、コラーゲンやエラスチンの量が減ってしまい、肌の弾力が衰えてたるみ毛穴が目立ちやすくなってしまうのです。 また、40代になると女性ホルモンのエストロゲンが減少します。エストロゲンが減ることで、肌のハリが減ってたるみ毛穴につながってしまう可能性があります。
2:間違ったスキンケア
スキンケアやメイクをするときに、肌を強くこすって摩擦を与えてしまうと、コラーゲンにダメージを与えてしまいます。 また、肌の保湿ケアが足りなくて乾燥すると、たるみ毛穴が目立ちやすくなってしまうのです。洗浄力が強い洗顔料やクレンジング剤を使い、必要な皮脂まで取り除いてしまうと、肌が乾燥しやすくなってたるみ毛穴の原因につながることもあります。
3:紫外線の影響
紫外線もたるみ毛穴の原因になります。紫外線は、コラーゲンにダメージを与えて肌のハリを奪ってしまうのです。 紫外線対策が不十分だと、紫外線によるダメージを受けやすくなって、若々しい肌を維持しにくくなってしまいます。
4:皮脂の分泌量の増加
ストレスが溜まることで、皮脂の分泌量が増えやすくなることがあります。皮脂の分泌量が増えることで毛穴が開きやすくなり、たるみ毛穴が現れてしまいます。 また、肌が乾燥していると、皮脂が多く分泌されるようになるので、スキンケアで肌の乾燥を防ぐことが必要です。
たるみ毛穴を目立ちにくくするには?スキンケアのポイントを紹介
1:肌の潤いを守りながら汚れを落とす
たるみ毛穴を目立ちにくくするには、メイクだけでなく余計な皮脂や汚れをきちんと落とすことが大切です。とはいえ、洗浄力が強いクレンジングや洗顔料を使い、顔をゴシゴシとこすって洗ってしまうと逆効果になってしまいます。 ポイントは、必要な皮脂や潤いは残しながら洗うこと。クレンジングは、洗浄力が強くないミルクタイプがおすすめです。肌をこすらずに、優しくメイクを落としましょう。 クレンジングの後は、洗顔料をしっかりと泡立ててから洗顔をすることが大切です。たっぷりの泡で洗うことで、指が肌に直接触れないので、摩擦を減らして洗うことができます。 また、クレンジングや洗顔料を洗い流すときに、熱いシャワーで流してしまうと必要な皮脂まで落としてしまうため、ぬるま湯で優しく丁寧に落としましょう。
2:毛穴の汚れを無理矢理取らない
毛穴パックを頻繁にしたり、毛穴の角栓を指やピンセットで取ろうとしたりすると、毛穴が悪化してしまう可能性があるので注意。毛穴ケアをやりすぎてしまうと、角質層にダメージを与えてしまい、逆効果になってしまうのです。 たるみ毛穴を目立たなくしたいなら、なるべく刺激を与えないスキンケアを心がけましょう。
3:肌に潤いを与える
たるみ毛穴が目立ちにくい肌になるには、毎日丁寧にスキンケアをして、肌のハリと潤いを維持しましょう。 洗顔をした後は、化粧水・乳液・美容液・クリームなどを使って、肌に潤いを与えます。肌の潤いを保って乾燥を防ぐためには、水分と油分が必要です。そのため、化粧水だけでなく乳液やクリームなども使って、潤いをしっかりと閉じ込めましょう。 洗顔によって清潔になった肌に保湿ケアをして、潤いで満たすことができれば、毛穴が目立たない肌に一歩近づけますよ。 また、肌のハリや潤いを保つためには、次のような成分が含まれている化粧品がおすすめです。 ビタミンC誘導体 レチノール セラミド ヒアルロン酸 スクワラン スキンケアをするときは、肌をこすったり叩いたりすると、摩擦によるダメージを与えてしまいます。なるべく肌に摩擦を与えないように、優しく肌に触れてスキンケアをしましょう。
4:紫外線対策をする
肌のたるみを抑えるためには、紫外線を浴びすぎないように注意する必要があります。日焼け止めや日傘、帽子などを使用して、紫外線から肌を守りましょう。 紫外線は夏だけでなく、季節問わず降り注いでいます。また、曇りの日でも油断は禁物です。そのため、紫外線対策は天候に関係なく毎日続けましょう。
5:栄養バランスの良い食事を心がける
肌のコラーゲンを作るためには、タンパク質が必要です。また、健やかな肌を維持するためには、ビタミンやミネラルなどの栄養素もバランス良く摂取することが大切です。 脂質や糖質を多く摂りすぎると、皮脂の分泌量が増えてしまいます。栄養が偏った食生活を見直し、野菜や肉、大豆食品などさまざまな食品を食べるようにしましょう。
6:ストレスを溜めない
ストレスが多いと、自律神経が乱れてしまい、皮脂の分泌量の増加につながります。日常生活の中で、なるべくストレスが溜まらないように工夫をすることが大切です。 友達とたくさん話して笑ったり趣味をしたりするなど、自分にとって楽しいと感じることをして、上手にストレスを解消しましょう。
たるみ毛穴をメイクでカバーするには?
たるみ毛穴をファンデーションだけで隠そうとして厚塗りすると、かえってたるみ毛穴が目立ってしまうことがあります。 たるみ毛穴を自然にカバーするなら、毛穴専用の下地を使うことをおすすめします。頬のたるみ毛穴に、毛穴専用の下地を塗るときは、片手で少し肌を引き上げながら塗りましょう。 毛穴専用の下地を気になる部分に塗った後は、化粧下地を顔全体に塗り広げます。化粧下地は、ベージュ系やイエロー系の色のものを選ぶと、より毛穴が目立ちにくくなります。 最後に、ファンデーションをムラなく塗り広げましょう。このように、毛穴をカバーできる部分用の下地と化粧下地を組み合わせて使うことで、ファンデーションの厚塗りを防いで、ナチュラルな仕上がりになります。
たるみ毛穴が目立たない若々しい肌を目指そう
30代や40代になると、肌のたるみ毛穴が現れやすくなります。しかし、毎日のスキンケアで、肌の潤いとハリを維持することができれば、たるみ毛穴が目立ちにくい肌に近づくことができます。また、気になるたるみ毛穴はメイクでカバーすることが可能です。毛穴対策とメイクで、若々しい魅力的な肌を目指しましょう。